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casestudy

ドイツ・ハンブルグ工科大学「技術物流研究所」

物流管理/効率化/Loocalization

2025.8.07

ハンブルグ工科大学 技術物流研究所(The Institute for Technical Logistics・ITL)

ハンブルグ工科大学の技術物流研究所(ITL)には、20×12×9mの広大なテストホール内にMiqus M5カメラ8台が設置されています。天井近くに見下ろすように設置されたカメラシステムで、90㎡のエリア内で動き回る様々な物流機器を、シームレスに6DOF(剛体)としてQTMでトラッキングします。当研究所の機械エンジニア・Jakobさんがシステムについて知るきっかけとなったのは、スウェーデンのQualisys本社で開催されたユーザーワークショップに参加したことです。技術産業分野のユーザーとの会話を通して、研究所にとってQualisysシステムが最適なツールであると確信しました。

物流・倉庫管理業界において、物流の効率化と安全性向上には、継続的な監視および分析が必要不可欠です。倉庫内車両の動きをトラッキング・分析することで、倉庫管理者は貴重な洞察を得ることができ、衝突・損傷など事故に繋がる恐れがある操作の特定に役立ちます。リアルタイムに位置情報データを取得できるため、Ground Truthデータとしての活用以外にも、データを意図的に散布・誤データ入力によるシミュレーションをすることができます。倉庫環境内の潜在的な危険を特定、車両操作の最適化等を提案することに繋がります。

ロボットオペレーティングシステム(ROS)技術や、複数ソースによるデータを組み合わせることで、ロボットの滑らか且つ正確な移動を可能としたり、トラッキング対象が撮影エリア外に出た場合でも実験が続行できたりと、ロボット自動化につながる多くの利点があります。VR空間における”対コンテナ船火災の消防士訓練シミュレーション”構築も革新的なプロジェクトの1つです。シミュレーション時の消防士の動きをトラッキングすることでより効果的なトレーニングが可能となりました。

「他のLocalizationシステムが取得する位置・方向データとの比較検証、ロボットの自動化にデータ活用する目的でQualisysシステムを採用しました。しかしシステムの汎用性を認識して以来、私たちは多くの用途で活用しています。」(Jakob談)

ハンブルグ工科大学「The Institute for Technical Logistics・ITL」

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